小学生から中学生の頃(1970年から1980年頃)、道東の湿原河川でルアーフィッシングをしていた時、多くの人がABUのリールやロッドを使っていたと記憶しています。
特に、ハンノキの茂みや葦が密集した場所にロッドを入れてリールを巻くと、スピニングリールでは草木をラインに絡めてしまうことが多かったため、アブマティックが非常に便利でした。
重いため、一日中使うと手首が痛くなることもありましたが、流れの強い場所でも引き抵抗の大きなスプーンを楽に巻き上げられる力強いリールでした。当時はABU社の水色のライン「アブロン」を使っており、よく使ったルアーはABUの「トビー」、「ゾネット」、「リフレックス」でした。
その他には当時、人気があったルアーは「バッハスペシャル」、「サラマンダー」などの外国製スプーンが多くて値段もお高いものでした。
日本製で割と安めだったのが、ルブレックス社の「オークラ」にそっくりの「クルセーダー」や、「バッハスペシャル」にそっくりのドサンコ、道内有名店では当時「T美オリジナル」と称して売られていたコピーみたいなルアーにも大変お世話になりました。
年間通してメインターゲットはアメマス、ニジマス、イトウでした。
ABU-MATIC290の歴史
- ABUブランドの歴史は1921年にスウェーデンのスヴェングスタで時計製造会社「AB Urfabriken」として創業したことに始まります。
- 1940年代にはリール製造に進出し、1960年代にはアメリカ市場への進出を果たしました。
- ABU-MATIC290は1970年代に発売された人気のクローズドフェイスリールで、当時の最先端技術が採用されていました。
- 現在では40年近く経過した希少なヴィンテージリールとして、コレクターの間で高い人気を集めています。
ABU-MATIC290の特徴
- 高い耐久性と優れた操作性が特徴で、多くのアングラーに愛用されてきました。
- ボディはアルミニウム製で、ギアはステンレス製と頑丈な作りになっています。
- ベアリング搭載のスムーズなドラグシステムを採用しており、繊細な操作が可能です。
- 当時の最先端技術が採用されており、現代でも十分に使えるリールです。
- 湿原河川でブッシュの中でのリーリングでも草や枝を巻き込みません。
- 引き抵抗の大きいルアーでも楽に巻きができます。
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